2014年11月15日土曜日

日本代表 6 - 0 ホンジュラス代表


関薫写真展「きざはしを超える」開催中!
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なかなかの評判です! 関薫在廊するそうです!!お見逃しなく!!!
関薫写真展「きざはしを超える」


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日本代表 6 - 0 ホンジュラス代表

ホンジュラス戦のスタートポジションに立った11名の選手は、武藤嘉紀を除く10人がブラジルW杯を戦った選手たちだった。その4年間を応援していた身としては少々感慨深いモノがあったのだが、あのころとは明らかに戦い方が変わっていた。

その最たるはビルドアップにある。ザックジャパンの[4-2-3-1]では、ダブルボランチのニア側の選手がSBの底に潜りこみながら高い位置に押し上げると、もう一方のボランチが、相手のFWと2列目のあいだ中央付近でボールを引出し、そこからサイドに展開していくのだが、ハビエル・アギーレ監督の[4-3-3]では約束事の一つとして、アンカーが両CBの中央に降りて最終ラインの幅をとることによって、両SBが高い位置にポジションをとる[3-4-3]に可変する。最初にボールを持ったGKあるいは最終ラインの選手は、まずSBにボールをあずけ相手に食いつかせると、同サイドのウィングにパスを出し、そこから空いた中央のスペースへ展開、またはサイドを変えながらゴールをめざす。

ここで重要なのが起点となるSBである。そして、そこに内田篤人が帰ってきた。今日の試合で内田が見せた、持ち上がりやタメ、展開力といったボールスキル。リスク管理をしながらの攻守両面においてのポジショニングや、機を見たスプリント(なかなかボールを持った本田からはパスが出てこなかったが…)などの判断力には思わずテレビの前で幾度も唸ってしまった(いや、吠えていた・・・)。

試合は、開始早々の9分に、左サイドで武藤が力強く攻上がって得たCKを、ファーサイドにいた吉田麻也がヘディングで合わせ先制。その後も果敢に前線からプレスを仕掛け高い位置でボールを奪おうとするも、ホンジュラスがそれを嫌がって長いボールを蹴ってくる。しかし、そのセカンドボールを回収できずにいると押し込まれる時間帯が続いた。アジア杯を考えれば、フィジカルの強いイランや韓国相手だったら危険にさらされるところだったが、ホンジュラスの最後のところでのアイディアや精度不足に助けられる。

しかし、「とにかく頭を使ってプレー」したと言う長谷部誠をはじめ、経験豊富な遠藤保仁や香川真司などが修正を施しつつ試合をコントロールしていくと、乾貴士と豊田陽平に代表初ゴールが生まれ、ブラジル戦では失点後から低パフーマンスに終始していた田口泰士が、少ない時間ながらも自身が所属する名古屋グランパスのホームグラウンドで戦ってみせた。そして、その豊田スタジアムで、7年前までプレーしていた本田圭佑にもアギーレジャパン待望の初ゴールが生まれる。だが、それでも試合後にアギーレ監督が言うように「守備も攻撃もさらに精度を上げて」いかなければアジア杯は獲れないのではと思うのだが、ホンジュラス戦に関していえば、すごく期待をいだかせるポジティブなゲームだったように思う。

ムタ


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