2014年11月25日火曜日

神戸で生まれ育った母親


島根径写真展「DULL COLOR」>>
いよいよ明日、26日(水)最終日です。是非ご高覧ください!
島根径「DULL COLOR」

先日、自分の両親が写真展を見に来てくれたのですが、その時に少し面白い出来事がありました。


僕の母親は、そこまで写真に興味がある訳でもなく、ましてやスナップショットとなると。一応は見るものの、さらっと全体を見て、こんなん撮って。怒られるよ。とまぁそんな風で。


しかし、そんな母親がサードに置いてある阪神淡路大震災からの復興を定点観測でとらえた写真集を見つけ、食い入るように見入っていました。

『神戸市街地定点撮影 1995-2001 復活への軌跡』毎日新聞社


神戸で生まれ育った母親は自分が育った青木の駅前の写真を見つけると、隅から隅まで見て、ここの隣に何があって、本当はここがこうなってて。と熱心に話していました。


そしてここにきてこんな写真に出会えるとはおもわなかったと興奮していました。


そんな母親の姿を見て、改めて写真の持つ意味というか。力というか。そういった事を考えてしまいました。


自分の写真は観測の為や、ましてや誰かの為になんて大義名分で撮っているものでもないので、どうにかなるとか、どうこうしたい。なんて事はないのですが、もし何十年かして、見知らぬ何処かの誰かが自分の写真を見たとして、その時に何か引っ掛かってもらえるものでありたいと。そう思いました。


因みに。。
そのあと母親は、この後上野で国宝展を見に行くの♪と楽しげに帰って行きました。。



島根径写真展「DULL COLOR 」いよいよ明日までです。

明日は1日在廊しておりますのでお時間ありましたら是非ご来場下さい。


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